排水溝好きな猫と建具屋猫「寝子」テンちゃん

2023年01月19日

更年期と猫〜近所のカフェ

孤独感に苦しんでいたとき、スーパー銭湯に行ってみたりショッピングセンターをうろついてみたり…そんなことで寂しさを紛らわしていた。

近所に小洒落たカフェがある。わたしは喫茶店やカフェに行く習慣がないけれど寂しさに負けて入ってみた。
行きつけになれたら私にも居場所ができる、と思いながら。

そこのオーナーさんは私より少し年上の落ち着いた方で、手作りケーキとこだわりの紅茶だけのメニュー。子育てが終わって自宅を改装し夢を叶えたの…そんなキラキラした話をカウンターに座って聞いたりした。

数ヶ月週2回2時間くらい、私はドキドキしながらお店に通った。


ちょっとブレイク

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次第に1回850円がもったいなくなってきた。せこい人間だと、こういうときわかりやすくていい。
カフェに行くぞと意気込んで通うカフェにも疲れた。疲れやせこさが孤独感に勝ったとき、私は行くのをやめた。


ぼくのカフェはここ

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駅に行くとき、そのカフェのそばを必ず通る。スーパーに行くときもだ。

あの頃の自分は他人から見たからどんなだったんだろう。きっと悲壮感にあふれ、ちょっと危ない人に見えたんじゃないかな。

オーナーさんとあの頃の自分に会いたくなくて、今も目をそらしながら足早に通り過ぎる。
オーナーさんは私のことなど何とも思っていないだろうし、あの頃の私はもうそこにいないのに。

振り返れば、ひどい孤独感が何ヶ月続いたのかもよく覚えていなくて、あの頃のエピソードはハッキリしているのにアウトラインがぼやけている不思議な感覚。


不思議だねぇ
(テキトーに相槌打つなっ!)

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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tsukko0613 at 08:30│Comments(2)更年期・自律神経 | 飼い主

この記事へのコメント

1. Posted by 初夏   2023年01月19日 11:22
5 短編小説を読んでいるような気持ちになりました😊
2. Posted by tsukko   2023年01月19日 15:30
>>1初夏さん、コメントありがとうございます♪

初夏さんにそういってもらえるとすごーくうれしいです。

心に残る苦しかったりつらかったことの欠片が、時々心をチクチク刺します。

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